米メディアも仰天！大谷翔平の年俸、後払い？！ 球団愛と配慮の象徴

大谷翔平選手（29）がドジャース入りを正式に発表し、その契約における興味深い詳細が注目を浴びています。米専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」の独占インタビューにおいて、大谷の年俸が総額7億ドルの10年契約でありながら、その大半が契約終了後の10年間にわたって支払われる形態になっていることが公にされました。来季からの年俸は契約総額の約3%に当たる200万ドル（約2億9000万円）で、これは大谷独自の希望によるものです。

この契約の特異性は、大谷が自身の収入の大半を後払いとすることで、ドジャースの財政への負担を減らし、今後の補強費用を捻出する一環とされています。スポーツ・イラストレイテッドは「球界最高の才能の持ち主のサラリーが、これほどの薄給とは信じ難い」と驚きを表していますが、実際には年間で2億9000万円の10倍以上の収入が大谷にもたらされる見込みです。

大谷は既に様々な大企業とのスポンサー契約を結んでおり、これにより球界外での収入も多岐にわたります。米経済誌フォーブスによると、大谷の2023年の収入は約6500万ドル（約85億円）で、これには球場外でのスポンサーシップが大きく寄与しています。特派員によれば、ドジャースへの移籍で市場規模が拡大し、スポンサー数と金額が一層増加する可能性があります。

宮本勝浩名誉教授によると、大谷がドジャースに移籍した場合、経済効果は約644億円に達し、エンゼルスに残留した場合でも500億円に上るとされています。また、米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は「エンゼルスでの年間4000万ドルのスポンサー契約を考えれば、ドジャースでの年俸200万ドルはチップマネー（お小遣い）だ」と指摘しました。野球以外の支出が極めて少ない大谷にとって、年俸2億9000万円でも十分すぎるでしょう。