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「24時間テレビ」寄付金を10年間着服 日本海テレビ元局長

 

鳥取市日本海テレビは、2023年11月28日、かつて経営戦略局長を務めた者(53歳)が、日本テレビ系列のチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金など、計1,118万円余りを着服していたことを発表しました。この不正行為を受け、同テレビ局は元局長を27日付で懲戒解雇し、田口晃也会長は辞任を発表し、西嶌一泰社長は3か月間の報酬を全額返上する措置をとりました。

 


元局長は経理担当であり、2014年から2023年にかけて、「24時間テレビ」の寄付金計約264万6,020円と、14年から21年までの会社の売上金など計約853万6,555円を不正に着服していました。着服された寄付金は、社内の金庫から持ち出され、元局長が管理する鍵を使用して自身の銀行口座に振り込まれたとのことです。

 


元局長は税務調査が行われることを察知し、発覚を恐れて2023年12月9日に会社に着服を申告しました。彼は最初は親族のために金を用立てる必要があったと主張しており、着服された資金は飲食代やスロットに使用されたとみられています。

 


日本海テレビは28日、鳥取県警鳥取署に被害届を提出し、着服された寄付金全額を24時間テレビチャリティー委員会に届け出ることを明らかにしました。また、田口会長は鳥取市内で開かれた記者会見で、「寄付金という皆様の善意を着服したことは、悪質で言語道断な行為で、本当に申し訳ございません」と謝罪しました。この事件は、地元メディアと視聴者に衝撃を与え、日本海テレビの組織全体に対する信頼の損失を招く可能性があります。