「デザインフェスタ」での焼き菓子店のマフィン騒動が大きな波紋を呼んでいます。11月11日と12日に開催されたこのアートイベントで出店した「Honey×Honey xoxo（ハニーハニーキス）」は、提供したマフィンが原因で多くの人が体調不良を訴え、厚生労働省がリコールの対象として公表しました。
この焼き菓子店は、自社の製品をインスタグラムで「防腐剤や添加物不使用で、市販の焼き菓子よりも砂糖の量を半分以下に抑えている」とアピールしていました。しかし、フェスタで販売されたマフィンには栗が「納豆のように糸を引いている」との報告が相次ぎ、問題が発覚しました。
初めての対応として、店主は「外気温が高かったため傷んでしまった可能性がある」とコメント。しかし、このコメントに対して体調不良や返金を求める声が殺到し、店は14日に保健所に騒動を通報。厚生労働省も15日にマフィン9種類約3000個を最も危険度の高い「クラス1」のリコール対象として指定しました。
「クラス1」は重篤な健康被害や死亡の可能性が高い場合に該当し、これに対してはSNS上やニュースサイトで批判の声が殺到。有名人のホリエモンも動画で激怒し、「保存料を使え」「スイーツには砂糖が必要だ」との厳しい意見を表明しました。批判はイベント運営者にも及び、責任を問う声が広がっています。
