大麻グミに含まれる「HHCH」、指定薬物に指定へ

厚生労働省は、大麻グミに含まれる「HHCH」を指定薬物に指定する方針を発表しました。この方針に基づき、指定薬物になると所持、使用、販売が禁止されます。大麻グミはインターネットやSNSで広く販売され、若者たちに人気を博しています。しかし、HHCHは大麻の成分であり、THCに似た作用を示すため、摂取すると吐き気やめまいなどの体調不良を引き起こす可能性があります。また、HHCHは毒性があると言われ、摂取量によっては重篤な健康被害につながる恐れがあります。厚生労働省は広く危険性を周知し、若者の摂取を防止するための対策を進める考えです。

厚生労働省の麻薬取締部は、大阪市の企業や東京都内の店舗などを対象に立ち入り検査を行い、4か所に販売停止命令を出しました。これにより、大麻グミの販売が制限される見通しです。大麻グミは未成年者を中心に人気があり、その危険性に対する厳重な対応が求められています。

警視庁によると、大麻グミを摂取して体調不良を訴えた人は少なくとも14人に上ります。これを受け、警視庁は大麻グミの危険性について積極的に情報発信し、若者の摂取を防止するための対策を強化する考えを示しています。