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東山紀之のラスト舞台『チョコレートドーナツ』

 

東山紀之さん(57歳)が、名古屋市内で行われた主演舞台「チョコレートドーナツ」の大千秋楽で、感動的な別れを迎えました。長年にわたり活躍した俳優としてのキャリアにピリオドを打ち、年内でタレント活動から引退することを決意しており、この舞台はその幕開けともいえるものでした。

 


約2時間にわたる舞台では、東山紀之さんはゲイのショーパブダンサーとしての熱演を見せ、2200人の観客からの12分以上も続くスタンディングオベーションを受けました。感慨深そうな表情で、「ありがとう」と観客に感謝の意を表現しました。

 


この舞台「チョコレートドーナツ」は、ショーパブダンサーと地方検事(岡本圭人さん)のゲイカップルが、育児放棄されたダウン症の少年を育てながら差別や偏見に立ち向かう感動的な物語です。東山さんは深いスリットの入った妖艶な姿で、キレのあるダンスを披露し、コミカルな掛け合いで笑いと感動を生み出しました。

 


先月、東山さんはジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、新社長に就任し被害者の補償救済を進めるため、年内でのタレント活動引退を表明しています。この舞台が俳優としてのラスト舞台となり、その評価は高まっています。関係者たちからは、「舞台の完成度が高く再演を望む声が多い」との声も聞かれ、原作映画の監督であるトラビス・ファインも来日してその演技力に太鼓判を押していたとのことです。

 


東山さんは舞台上での演技においても、引退後もその才能が認められ続けることでしょう。一方で、被害者への補償については進展が遅れており、これからも課題が続く中での引退となりました。多くの人々が注目する中、東山紀之さんは新たな一歩を踏み出す決断をしました。