今日知りたい!今話題のニュースをお届け

気になる話題に一緒に触れていきましょう!

函館市の海岸で大量の魚打ち上げ 福島原発との無根拠な結びつけ

 

12月7日、北海道函館市の海岸でイワシなどの大量の魚が打ち上げられた出来事が報告されました。専門家は「大きな魚に追われた」などの理由を検討していますが、SNSでは「福島第一原発の処理水の海洋放出が原因」とする未根拠の憶測が広まりつつあります。

 


この出来事についての報道の大半は英語で、アメリカでの大量魚打ち上げ映像を利用して「日本で数万匹の魚の死骸。Fukushima Water」といった不正確な投稿がSNS上で拡散されています。イギリスの大衆紙サイト「Mail Online」も、「福島原発の汚染水放出から数ヶ月、大量の死んだ魚が打ち上げられる」と報じ、根拠のない憶測が広がる中で、福島への差別や偏見の増加に警鐘が鳴らされています。

 


函館市によると、12月7日朝に「大量のイワシが打ち上げられている」との報告が寄せられ、市は手作業で回収し、清掃工場で焼却処分しています。報告によれば、大きな魚に追われて打ち上げられた可能性があり、この出来事に先立つ数日間には南茅部地区でも同様の現象が報告されています。

 


一方で、SNS上ではこの出来事を処理水の海洋放出と結びつける投稿が目立ちます。例えば、ロシア国営テレビ局「RT」や国際通信社「BNO News」が函館のイワシ打ち上げ映像を共有し、「大量死の原因はまだ不明」とのコメントとともに、「Fukushima water」「It’s the Fukushima water」「Fukushima radiactive water released could be one reason」といった反応が見られます。

 


報道においては、福島第一原発の処理水は2023年8月から放出が始まり、国際原子力機関IAEA)は海洋放出の影響を「無視できるもの」としています。また、函館のイワシ打ち上げ以前にも日本各地で同様の事例が報告され、これらは気象条件や水温の変化による可能性が指摘されています。

 


専門家によれば、函館で打ち上げられた魚は主にマイワシで、その原因はまだ確定していませんが、「冷たい水に魚の群れが入り込んでしまい、動けなくなったか、大型の捕食者に追われてパニックになって打ち上げられた可能性がある」とされています。

 


総じて、これらの出来事を正確に理解し、拡散する際には注意が必要であり、未検証の情報に基づいた憶測は避けるべきですね。

 

新発想の加圧式美脚レギンス・ビューティープレス