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沖縄の中学で生じた差別問題『黒い人』表現が波紋


沖縄本島北部の中学校で22日に行われた学年全体のレクリエーションイベントが、特定のカードに「黒い人」という表現を含んでいたことが問題視され、議論を巻き起こしています。このカードを引いた生徒は、祖父が黒人であるという背景を持つ男子生徒であり、彼はこの表現が「人種差別ではないか」として教員に抗議しました。しかしながら、教員は抗議を受け流し、レクリエーションは続行されました。校長は後に、この対応が適切でなかったとして謝罪する意向を示しました。

 


学校側によれば、この問題のカードの表現は生徒が考案し、別の教員が入力する際に不適切なものがないか確認していたとのことです。しかし、生徒と学校側との間で「文言は『肌の黒い人』」という認識のずれが生じていることが明らかになっています。

 


この男子生徒は同学年で唯一の黒人生徒であり、過去にも差別的な経験をしてきたと語っています。校長は男子生徒の抗議に対する教員の対応を調査し、「そうかという感じで重く受け止めなかったのは事実。本人も反省している」と述べ、今後は男子生徒自身からも直接話を聞く予定です。一方で、男子生徒は「人種差別を促しているみたいで我慢できなかった」と、過去にも同様の経験をしたことを訴えました。

 


学校内での差別問題について、真剣な対応が求められています。教育者の想像力や配慮が不足しているとの指摘もあり、今後の取り組みに期待が寄せられています。